てんかんの原因ってなんですか?

てんかんの症状が悪化していく原因とは

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てんかんは、狭義では統合失調症、うつ病と並び3大精神疾患のひとつと言われています。
原因は大脳ニューロンの過剰な発射によるもので、反復的な発作が見られることが特徴です。

症候性てんかんと呼ばれる脳外傷、脳炎などが原因で起きるもの、逆に検査をしても特定できない特発性てんかんと呼ばれるものとに分類されています。
3歳以下の発症が一番多いですが、脳梗塞等脳血管障害が引き金となって高齢者にも多く見られます。脳波検査等で診断可能となります。
てんかんの歴史は古代におよび、あのソクラテスも苦しんだという説があります。

脳全般に起きる全般発作とある部分のみの部分発作とがあり、強い硬直、意識喪失など激しい痙攣を伴うことが特徴でもあります。
しかし、単純欠伸発作と言われる数秒のみの他人からはわかりにくい発作の種類もあり、大きさ、頻度はその人それぞれ多様です。

患者は100人に一人はいると言われ、てんかんへの偏見からカミングアウトせず就職したり、運転免許を取って仕事をしたり、発作による事故などが社会的な問題になったケースもありました。
てんかんには発作を和らげたりできる薬が沢山あります。
多くの人はてんかんによる発作を服薬によりコントロールできるようになりました。
ただ、難治性てんかんと呼ばれる2割の患者さんは、薬を飲んでも恒常的な発作に悩まされ続けています。

てんかんは精神科、神経科などで診察が可能ですが、全国にあるてんかんセンターと呼ばれる専門病院で受診されている方も多いようです。
受診には自分一人でなく、常にその方を見ている親族や介護者が発作のリスト等持参し付き添う事が大切だと言われています。
薬の微調整などが必要とされるため、症状を主治医に伝えることがてんかんと付き合う上で大切だからです。

一部のてんかんを除き、てんかんには遺伝性はないと言われています。
発作が頻発する人には、その周りの環境から危険なものを避けることが重要でしょう。
発作により二次的な事故が起きないよう工夫することはとても重要であると言えますね。

てんかんの発作をなるべく起こさないようにするには

てんかんは長い歴史を持つ疾病ですが、原因は未だ確実には解明されていません。
発作の悪化予防としては投薬治療が主ですが、それでも一日数回発作を繰り返す患者さんは多くいます。
その原因は人様々ですが、寒い時期には血管の萎縮を伴うことが多いのか、発作が起きやすいとも言われています。

寝不足などによる疲れ、またストレスや環境変化による要素も大きいと言われています。
ゆったりした環境で平穏に暮らすことは理想ですが、生活には常に変化がつきものであり、例えば肉親の死や職場、介護事業所での異動など、不安がつきまとうことにより寝不足となりストレスも悪化するため発作が頻発するかもしれません。
発作が起きた時に、安全な対処を心がけ、普段と異なり、あまりに状態が悪いようでしたら、救急対応が必要かもしれません。頓服などの服用も準備しておきたいですね。
てんかんの患者さんは多くの抗てんかん薬を飲んでいます。

他の疾病で投薬された時、薬の飲み合わせなどについて医師、薬剤師と相談されておくと良いですね。
飲酒についても服薬との兼ね合いもあり、1合程度にして下さいとの指示を受けることが多いようです。
てんかん疾病を抱えていても、治療を続けながら、当たり前の社会生活が送れるのです。
新薬も開発され、副作用が少ないため体力的にも落ちることなく学生生活や会社勤めをされている方は多くいます。

てんかんは難治性が高く、幼少期の一時的な発作を除き、症状等消えることはありません。
しかし、服薬を怠らず、発作をコントロールしながら楽しく生きて行くことは十分できるのです。
ご本人はもちろん、ご家族も希望を捨てず前へ進んでほしいと願います。
微力ながらてんかんへの偏見が消え、発作で苦しむ人が少なくなるよう祈らずにはいられません。

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