てんかんの原因ってなんですか?

てんかんはどうしてなるの?原因は?

徹夜で疲れている男性

てんかんは、通常は規則正しいリズムを持った大脳神経細胞の活動が乱れて、突然けいれんや意識障害などの発作が起きる、慢性的な脳の疾患です。
この病気は小児期と高齢期に発症することが多いと言われていますが、どの年代でも起こり得る可能性はあります。

てんかんには、原因不明の「特発性てんかん」と、脳の病気などが原因となる「症候性てんかん」の2種類があります。
症候性てんかんの原因としては、小児期の場合は先天性の奇形や遺伝性の代謝異常などの他、出産時の頭部損傷などが考えられます。
また、大人の場合には脳腫瘍や脳血管障害などの脳の病気や怪我、さらにアルツハイマーなどの神経変性疾患によって引き起こされる可能性があります。
なお、遺伝はあまり関係ないと言われています。

てんかんの原因を知るには病院で脳波や血液、尿などに関する検査を行うことが必要となります。
また、問診も大切になってきますが、その場合には本人だけでなく、発作が起こったときにこれを見ていた人や介助者などが発作の様子などを担当医に伝えると、より参考になることが考えられます。

さらに、てんかんの場合には日常生活での行動が発作を起こす可能性もあります。
発作の原因になるものとして、生活リズムの乱れやテレビなどの光の刺激、ストレスや睡眠不足などが挙げられます。
ですから、特にてんかんの発作が起こらないようにするには、このようなことを避けて健康的な日常生活を送るように心掛けることも大切になってきます。

なお、てんかんは子どもに多いと言われていますが、最近では高齢者にもこの病気が発症することが増えてきました。
子どもの場合は治る可能性が高いと言われていますが、高齢者の場合には慢性化して継続してしまうことが多いので注意が必要です。
そのため、てんかんの可能性があるような症状が出た場合は、できるだけ早くてんかんの専門的な治療を行っている医療機関を受診して、それぞれの症状や原因に適した治療を受けるようにすることが大切になってきます。

高齢者のてんかんで一番多い原因とは

高齢者にどうしててんかんが多いかということですが、その理由としては高齢者には脳の病気が多いということが挙げられます。
この年代のてんかんで一番多い原因は脳血管障害ですが、それ以外にも脳炎や脳腫瘍などの脳の病気が原因になることも多いと言われています。
この他の原因としては他の年代にもある脳の外傷の他、加齢による脳の異常や認知症など、高齢が関係するようなものも考えられます。

高齢者のてんかんでは、けいれんを伴わず、意識がはっきりしていて発作が目立たないような部分てんかんが多いと言われています。
この場合の症状としては意識がもうろうとしたり、奇異な行動が出たりすることがあり、また、もうろうとした状態が数日間ほど続くようなこともあります。
そして、発作が長く続くと脳に悪影響を及ぼす可能性が高くなり、また、高齢者の場合には特に発作時の転倒が骨折につながりやすいので、注意することが必要になってきます。

さらに高齢者がてんかんかどうかを知るには、脳血管疾患や心疾患、認知症などと鑑別することが大切です。
この年代の場合には、特に診断がつきにくいと言われているので、てんかんに関する実績のあるような病院でしっかりと原因を確定してもらった方が良いでしょう。

また、高齢者のてんかん治療がどうして難しいかということですが、その理由の1つは高齢者の場合には他の病気を持っている場合が多いということが挙げられます。
その場合には、それぞれの病気の治療を適切に行うような医療機関を選ぶことが大切ですが、それと同時に、複数の治療を行うことで副作用が出ないように、他の病気や過去の病歴について担当医にきちんと説明しておくことも必要と言えます。

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