てんかんの原因ってなんですか?

見知らぬ人のてんかん発作に遭遇した場合どう対処する

倒れて駆け寄る様子

知らない人のてんかん発作に遭遇した場合、その光景を目撃した人は慌ててしまい、パニックになりがちです。
正しい対処法をすることは、てんかんの発作のある人の早期治療やその後の生活に大きな影響を与えます。
たとえ知らない人の発作であっても、できるかぎり協力してあげたいものです。

てんかん発作に遭遇した場合、決して周囲の人が慌ててはいけません。
騒いだり、大声をあげたりすることは良くありません。
てんかん発作で倒れた人がいたら、一番初めにすることは安全の確保です。

車や崖、道路など危険な場所から、発作を起こした人を安全な場所に移動させます。
周囲に危ないものがあったら、取り除いてあげて下さい。
ベルトやボタンを緩めたり、メガネをそっとはずしてあげます。
そのまま放置することは大変危険なので、出来る限り意識が戻るまでそばにいてあげるべきです。

できれば、時計を確認して、発作の起きた時間と意識が戻った時間を覚えておいてあげるとよいでしょう。
もし、お風呂やプールなどで発作を起こしている人を目撃した時は、本人の体を支えて溺れないように抱きかかえます。
発作が起きているときは、お水や薬などを飲ませてはいけません。嘔吐して窒息する危険性があります。

また、食事中などでお箸やスプーン、フォークなどを加えたままの場合は、口の中を損傷する可能性があるので、急いで取り除きます。
意識が戻ったばかりのときは、足元がふらついて大変危険です。できれば、はっきりと意識が戻るまで手をつないであげると安心です。

多くの場合、発作は数分で収まるのが普通です。そのため、急いで救急車を呼ぶ必要はありません。
しかし、短い発作を繰り返してなかなか止まらない場合や、発作が長くてなかなか終わらない場合(だいたい5分以上)には、急いで救急車を呼ぶ必要があります。
その時は、いつごろ始まって、どんな様子だったかを救急隊の人に説明してあげると、治療の際に大変役立ちます。

口の中にものや手を入れるのはなぜ危険か

発作の最中、発作を起こした人の口の中にものや手をいれるのは大変危険です。
以前は、発作を起こした人がいたら、口の中にスプーンやハンカチを加えさせるという対処法をしていた時代がありましたが、それは大変危険な行為です。
口の中に硬い物を入れると、物を強く噛んでしまい、口の中を怪我する恐れがあります。
発作を起こした人は、予想以上の強さで歯をくいしばっています。

硬いものを入れると、それにより、歯が折れてしまったり、硬いものによって口の中に傷をつくる危険性があります。
同様に、ハンカチや割りばしなどを口の中に入れると、喉を刺激して、嘔吐してしまう可能性があります。
それにより誤嚥や窒息につながる恐れがあるので、絶対にしてはいけません。

また、手を入れると強く噛まれる恐れがあり、手を入れた人の指がけがをしてしまうことがあるので、これも禁止です。
発作を起こした人は、強く歯を食いしばっているので、まるで舌を噛んでしまいそうで、とても心配になります。
確かに、強く食いしばる事により、舌をかんでしまうことはあります。

しかし、その強さは、舌をかみちぎるほどの強さではありません。
舌をかみちぎる心配より、むしろ、口の中に異物を突っ込む方がよほど事故がおこるリスクが高くなります。
口の中を無理やり口をこじ開けてものや手をいれることは、なんの効果もないばかりか、かえって患者さんや介護者に怪我をさせることになるので、絶対に止めるべき行為です。
口の中に食べ物が入ったまま発作を起こした人がいても、むりやりこじ開けて取り出す必要はありません。
嘔吐しそうになったら、顔を横に向けてあげて、吐しゃ物がのどに詰まらないようにして下さい。

関連記事

おすすめ記事
ピックアップ記事
診断書

2017.12.3

てんかんは、狭義では統合失調症、うつ病と並び3大精神疾患のひとつと言われています。 原因は大脳ニューロンの過剰な発射によるもので、反復的な…

ページ上部へ戻る